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1月の暦

1月・睦月の行事と旬

寒さがいちばん厳しい頃。冬の野菜は甘みを増し、魚は脂がのります。

1月の行事

1月1日

正月

どんな日年神様を迎え、一年の無事を願う行事。門松やしめ飾りを飾り、おせちやお雑煮で祝います。

楽しみ方おせちは一品ずつに願いがあります。黒豆は「まめに働く」、数の子は子孫繁栄、田作りは豊作。由来を話しながら食べると箸が進みます。

由来年の初めに家々を訪れる「年神様(歳神様)」は、その年の実りをもたらす神で、ご先祖の霊とも田の神とも考えられてきました。門松は、神様が降りてくるときの目じるし(依り代)とされます。新しい年の神様を迎えてもてなすことが、正月の行事の中心にあります。

地域の違いお雑煮は地域差が大きく、関東では焼いた角餅をすまし汁に、関西では煮た丸餅を白味噌仕立てにすることが多いです。香川のあん餅入りの白味噌雑煮や、鳥取などの小豆雑煮のように、土地ならではの味もあります。

1月7日

七草

どんな日春の七草を入れたお粥を食べ、一年の無病息災を願います。正月のごちそうで疲れた胃を休める意味も。

楽しみ方せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ。前の晩に七草をまな板で叩きながら唄う「七草囃子」という習わしもあります。

由来年の初めに芽吹いた若菜を摘んで食べ、その生命力をいただく日本古来の「若菜摘み」と、中国から伝わった1月7日「人日(じんじつ)の節句」の習わしが結びついたものとされます。江戸時代には五節句のひとつとして定められ、庶民にも広まりました。

地域の違い七草囃子の唄は地域によって文句が少しずつ違い、「唐土(とうど)の鳥が日本の土地に渡らぬ先に」という一節がよく知られています。七草がそろいにくい寒い地方では、手に入る野菜や根菜で代える家もあります。

1月11日

鏡開き

どんな日お供えした鏡餅を下げて食べる日。「切る」を嫌い、刃物を使わず木槌などで割って「開き」ます。

楽しみ方関西では15日や20日に行う地域もあります。割れた小さなかけらは揚げてかき餅に。

由来鏡餅は、丸い形が昔の銅鏡に似ていることから名づけられ、年神様が宿るものと考えられてきました。鏡開きは、武家で甲冑に供えた餅を下げて食べた「具足開き」が始まりとされます。もとは1月20日だったのが、一説には徳川家光の月命日を避けて11日になったとも言われます。

地域の違い多くの地域では1月11日ですが、京都などでは1月4日に行う家もあると言われます。食べ方もお汁粉やぜんざい、お雑煮など、地域や家庭によってさまざまです。

1月の第2月曜日

成人の日

どんな日大人になった人を祝う国民の祝日です。

楽しみ方もとは小正月の1月15日でした。武家の元服や公家の裳着(もぎ)といった、大人になる儀式にさかのぼります。

由来成人式の始まりは、戦後まもない1946年に埼玉県の蕨町(現在の蕨市)で、若者を励まそうと開かれた「青年祭」とされます。これが全国に広まり、1948年に国民の祝日「成人の日」が定められました。2000年からは1月の第2月曜日になっています。

地域の違い雪の多い地域などでは、移動しやすく帰省する人も多いお盆やゴールデンウィークに式典を開く市町村もあります。成年年齢が18歳になった2022年以降も、多くの自治体は20歳を対象に「二十歳を祝う会」などとして式を開いています。

1月15日

小正月

どんな日正月の締めくくり。小豆粥を食べ、地域によっては「どんど焼き」で正月飾りを焚き上げます。

楽しみ方どんど焼きの火で焼いた団子や餅を食べると、一年風邪をひかないと言われます。近くの神社の日程を調べてみてください。

由来旧暦の1月15日はその年最初の満月にあたり、満月から月を数えた古い暦の名残で、この日も正月として祝われたと言われます。元日を中心とする「大正月」に対して「小正月」と呼び、豊作を祈る行事が多く行われてきました。正月に忙しく働いた女性が休む日として「女正月」とも呼ばれます。

地域の違い正月飾りを焚く火祭りは、「どんど焼き」のほか「左義長(さぎちょう)」「さいと焼き」など、地域によって呼び名が違います。餅や団子を木の枝に刺して実りに見立てる「繭玉(まゆだま)」や「餅花」を飾る地域もあります。

1月の旬:野菜・山の幸

白菜

選び方巻きがかたく、持つとずっしり重いもの。

食べ方鍋や漬物に。芯は薄くそぎ切りにして炒め物に。

かんたんレシピ:白菜と豚バラのミルフィーユ鍋

材料(2人分) 白菜1/4株、豚バラ薄切り200g、水400ml、和風だしの素小さじ1、酒大さじ2、ぽん酢適量

  1. 白菜と豚バラを交互に重ね、5cm幅に切る。
  2. 切り口を上にして、鍋にすき間なく詰める。
  3. 水、だしの素、酒を注ぎ、ふたをして中火で15分煮る。
  4. ぽん酢をつけて食べる。
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大根

選び方ひげ根の穴が少なく、肌に張りとつやがあるもの。

食べ方上のほうは甘いのでおろしやサラダに、真ん中は煮物、辛い下のほうは薬味に。

かんたんレシピ:大根と豚バラの煮物

材料(2人分) 大根400g、豚バラ薄切り150g、ごま油小さじ1、水300ml、醤油・みりん各大さじ2、砂糖大さじ1

  1. 大根は1cm厚さのいちょう切り、豚肉は4cm幅に切る。
  2. 鍋にごま油を熱し、豚肉と大根を炒める。
  3. 水と調味料を加え、落としぶたをして弱めの中火で20分煮る。
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小松菜

選び方葉の緑が濃く厚みがあり、茎がしっかりしたもの。

食べ方アクが少ないので下ゆでいらず。炒め物やお浸しに。

かんたんレシピ:小松菜と油揚げの煮びたし

材料(2人分) 小松菜1束、油揚げ1枚、だし200ml、醤油・みりん各大さじ1

  1. 小松菜は4cm長さに、油揚げは短冊に切る。
  2. 鍋にだしと調味料を煮立て、油揚げと小松菜の茎を入れて1分煮る。
  3. 葉を加え、しんなりするまで1〜2分煮る。
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春菊

選び方葉先までピンとして、香りの強いもの。

食べ方鍋では煮すぎず、さっと火を通す。やわらかい葉は生でサラダにも。

かんたんレシピ:春菊とのりのサラダ

材料(2人分) 春菊1束、焼きのり1枚、ごま油大さじ1、醤油小さじ2、酢小さじ1、白いりごま小さじ1

  1. 春菊はやわらかい葉を摘み、冷水に5分さらしてシャキッとさせる。
  2. 水気をよく切り、ちぎったのりと合わせる。
  3. ごま油、醤油、酢を混ぜてかけ、ごまをふる。
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蕪

選び方根の肌が白くなめらかで、葉が青々としたもの。

食べ方火の通りが早く、煮るとすぐとろりとする。葉は刻んで菜飯に。

かんたんレシピ:蕪とベーコンのスープ煮

材料(2人分) 蕪(葉つき)3個、ベーコン2枚、水400ml、顆粒コンソメ小さじ2、塩・こしょう各少々

  1. 蕪は皮つきのまま6等分のくし形に、葉は3cm、ベーコンは1cm幅に切る。
  2. 鍋に水、コンソメ、蕪、ベーコンを入れて煮立て、弱めの中火で8分煮る。
  3. 葉を加えて1分煮て、塩、こしょうで味を調える。
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1月の旬:魚介

寒鰤

選び方切り身なら、血合いが鮮やかな赤のもの。

食べ方刺身、照り焼き、鰤しゃぶ。アラは鰤大根に。

かんたんレシピ:寒鰤のしゃぶしゃぶ

材料(2人分) 鰤(しゃぶしゃぶ用薄切り)200g、水菜1束、長ねぎ1本、昆布5cm、水800ml、ぽん酢適量

  1. 鍋に水と昆布を入れて30分おく。
  2. 水菜は5cm長さ、長ねぎは斜め薄切りにする。
  3. 鍋を火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出す。
  4. 鰤を色が変わるまで湯にくぐらせ、野菜と一緒にぽん酢で食べる。
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鱈

選び方切り身の身が白く、透明感のあるもの。

食べ方鍋の定番。白子も冬だけの味です。

かんたんレシピ:鱈ちり鍋

材料(2人分) 生鱈切り身2切れ、塩少々、豆腐1/2丁、白菜1/8株、長ねぎ1本、昆布5cm、水800ml、ぽん酢適量

  1. 鱈は3等分に切って塩をふり、10分おいて熱湯を回しかける。
  2. 鍋に水と昆布を入れて煮立て、ざく切りの白菜、ねぎ、豆腐を入れる。
  3. 鱈を加えて弱めの中火で5分ほど煮て、ぽん酢で食べる。
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牡蠣

選び方むき身がふっくら丸く、ひだの黒い縁がはっきりしたもの。

食べ方「生食用」と「加熱用」は鮮度ではなく獲れた海域の違い。加熱用はフライや鍋に。

かんたんレシピ:カキフライ

材料(2人分) 牡蠣(加熱用)12粒、塩小さじ1、薄力粉・溶き卵・パン粉各適量、揚げ油適量、タルタルソース適量

  1. 牡蠣は塩をまぶしてやさしくもみ、水で洗って水気をしっかりふく。
  2. 薄力粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。
  3. 180℃の油で2〜3分、きつね色になるまで揚げる。
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金目鯛

選び方目が澄み、皮の赤がはっきりしたもの。

食べ方甘辛い煮付けが定番。しゃぶしゃぶにも。

かんたんレシピ:金目鯛の煮付け

材料(2人分) 金目鯛切り身2切れ、生姜1かけ、水150ml、酒・醤油・みりん各大さじ3、砂糖大さじ1

  1. 切り身に熱湯をかけ、残ったうろこやぬめりを洗い流す。
  2. 鍋に水、調味料、薄切りの生姜を煮立て、皮を上にして切り身を入れる。
  3. 落としぶたをし、中火で10〜12分、煮汁をかけながら煮る。
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1月の旬:果物

みかん

選び方皮が薄くて張りがあり、ヘタの軸が細いもの。

食べ方箱で買ったら下のほうから食べる。重みで傷みやすいためです。

かんたんレシピ:みかんの寒天寄せ

材料(2人分) みかん4個、水200ml、粉寒天2g、砂糖大さじ2

  1. みかん2個は房に分けて器に入れ、残り2個は果汁を搾る。
  2. 鍋に水と粉寒天を入れて混ぜ、煮立ててから2分加熱し、砂糖を溶かす。
  3. 火を止めて果汁を加え、器に注いで冷蔵庫で1時間冷やし固める。
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金柑

選び方皮につやと張りがあるもの。

食べ方皮ごと食べられる。甘露煮は喉にやさしいと言われます。

かんたんレシピ:金柑の甘露煮

材料(2人分) 金柑200g、砂糖100g、水150ml

  1. 金柑はヘタを取り、縦に5〜6本切り込みを入れて竹串で種を出す。
  2. 熱湯で2分ゆで、ざるに上げる。
  3. 鍋に水と砂糖、金柑を入れ、落としぶたをして弱火で20分煮る。
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1月の旬:花

水仙

見どころ下向きに咲く白と黄の花と、甘い香り。

楽しみ方海辺の群生地が有名。葉はニラと間違えやすく毒があるので注意。

蝋梅

見どころ蝋細工のような、半透明の黄色い花。

楽しみ方香りが強いので、まず香りで木を探してみる。

椿

見どころ冬から春に咲く、厚い花びらの花。

楽しみ方花ごとぽとりと落ちる。地面を彩る「落ち椿」も見どころです。

1月をもっと楽しむ

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